2011年 03月 05日
停電にご用心! |
3月になりました。
急に陽射しが明るくなってきました。
気温はまだまだ低くて庭仕事はお預けですが、
部屋の奥まで差し込む陽射しに、冬の間は少々埃まみれでも
気にならなかった隅の方まで「見ないで!」と言っても見えしまう。
そういう訳で北欧の早春は大掃除シーズンです。
スーパーマーケットでも掃除用品を全面に押し出して掃除を奨励しています。
私たちの住む家はアルネヤコブセンが1936年に設計した住宅です。
こんなこと、普段すっかり忘れているんだけれどね。
掃除している時などに思い出して、優しくしてあげよう、などと思います。
先日もキッチンの白いタイルを磨きながら、ヤコブセンの家だからね。
きれいにしてあげるね。そう思っていたまさにその最中に停電騒ぎです。
途端にそれまでの「ヤコブセンありがとう」的な気分は何処へやら、
ああ、だからオンボロ一軒家はいやだー。
最新設備完備のアパートに引っ越したい!と天を仰ぐから勝手なものです。
おまけに、
今回の停電騒ぎの原因が、
私のタイル磨きの水だったなんて!
水がタイル伝いにオーブンレンジのスイッチの中に侵入したことが
原因だったなんて!
きれいにしてあげようという恩を仇で返された気分です。
古い住宅の割には安全装置がしっかり働いている事が分かって
その点は良かったけれど、ヒューズが切れる前に家中の電気がオフに
なってしまうというのは、果たして良いんだか悪いんだか不明な部分も残しつつ、
でも、そんな事よりも「停電」という言葉に
扉を封印していた*"クリスマスの朝停電騒ぎ"の記憶が
パンドラの箱を開けたがごとくワーッと蘇ったのでした。
(*詳しくはバックナンバー 2010年1月21日
「そういえばこんなことがあった」をお読み下さい。)
by sundby
| 2011-03-05 07:02
| 日々のこと